サイバーセキュリティテスト完全ガイド用環境構築
「サイバーセキュリティテスト完全ガイド Kali Linuxによるペネトレーションテスト」を読むにあたって、Kali LinuxとMetasploitableのセットアップを行ったのでメモ。 (Metasploitableは本書ではほとんど触れられていないが、ペネトレーションテスト対象として準備した)
構築する環境はConoHaのVPSにした。
VPS上で作っておけばどの端末からでも使えるから便利そう。まぁ、勉強用にしか使う予定はないが。
ちなみに、イメージとして保存しておけば課金されない(ただし、3ヶ月で消えるので残したい場合は適度に使う必要がある)
Kali Linux
- ConoHaへのKali Linuxのインストール
標準ではKali Linuxは準備されていないので、isoからインストールする必要がある。 (AWS?なにそれおいしいの?)
CLIツールで簡単にISOイメージをマウントする|VPSならConoHa を参考にisoの部分をKali Linuxに読み替えてVPSへインストールする。
インストールが終わったら、
apt-get update apt-get dist-upgrade
を実行する。ネットワークの問題かもしれないが、完了まで1時間位かかった。
ここまで実行したら、とりあえずイメージとして保存しておく。
ちなみに、Metasploitableのインストールまで含めると、25.7GBのサイズになった。
イメージの保存枠は50GBまでしかないので、1世代しか保存できないのがちょっっと惜しい。
- Metasploitable(KVM)のインストール
MetasploitableはKali Linux上のVMとして構築する。
今回は、Kali LinuxをVPS上に構築しているので、MetasploitableもVPSにするかKali Linux上に構築するかが構成としては簡単だが、 MetasploitableはVMファイルとしてしか提供されていないため、単独でインストール出来るかが不明のため、後者の方法を取る。
なお、ConoHaのハイパーバイザの兼ね合いと思うが、KVM出ないとKali Linux上でハイパーバイザがうまく動作しなかった。 (VMwareやVirtual boxが動かないのも当然といえば当然?)
また、MetasploitableはVMDKファイルとして提供されているので、KVM用に変換する必要がある。
どちらも大した手間ではないが、以下のサイトを参考にした。
VMware のディスクイメージ (VMDK) を KVM (qemu) で使えるように変換する - Kenichi Maehashi's Blog
KaliLinux 2017.1: 仮想化のKVMをインストールする - Narrow Escape
windows
windowsでもペンテスト出来るようにしたほうがいいと記載してあったので、windows serverでも環境構築する。
サーバのインストール自体は標準で出来るので、Metasploitをインストールしたら終わり。
作業としては、
の2つである。
以下のサイトを参考にすれば、大した作業ではない。
Windows Server 2016 にHyper-Vをインストールする VMware の vmdk を Hyper-V の vhd(vhdx) に変換 - pudding - diary(2016-07-17)
なお、windowsのイメージサイズは26GBとなり、Kali Linuxと合わせると50GBを超えてしまうので、 Kali Linuxはシンガポールリージョンに移動させた。